こちら、raspberry pi 4を発売直後に購入し、SDカードで何かしらのシステムを運用している方が、そのシステムをSSDに移行する場合にお役に立てると思います。
1.使うSSD
わしは、安いやつが好きなので、これでやってみた。(raspberry pi で動きそうなやつで最安。カンじゃったけど、動いたで。)
中華の1もAppleの1も同じ!
それがデジタル。壊れてからも同じじゃし。
すまん。ジジイはいらん事しか言わなくなる。
ただし、コネクタ部分の寸法がおかしいんか、わしが買ったHDDケースにうまく入らん。無理すれば入るが、接触不良が心配じゃ。
やっぱ、中華とAppleは違うんじゃな。
なお、このケース、他の有名メーカーのHDDは普通にハマったことから、このSSDの方が怪しいかも?または、両方?
(ところが、速度に関しては、わずかだが速かったんじゃ。後記)
2.USBとSATAの変換アダプタ
もちろんUSB3.0対応のもの。こちら、初期のRaspberry Pi 4のドライバは、USB Attached SCSI Protocol(UASP)を使えるチップに制限があり、そのままでは使えん物があるんじゃ。
わしは、出てすぐに買ったやつだからハマった。おかげで、また、アマゾン関連を儲けさせたで。
USBハブやらアダプターやらをポチって、初期型でも、そのままで使えるやつをやっと見つけた。これがこのケースとアダプタじゃ。
ASM1153を使ったものならえかった。
そのまま使えた2つ
ただし、こちらのケース、raspberry piを再起動する度に、電源ボタンをONにする必要がある点と、↑で書いた取付の難があるで。
また書くけど、速度に関しては、わずかだが速かったんじゃ。(後記)
あとこれ
2.使えるかを調べるやり方
わしみたいに、使えるか使えんか、闇雲に調べんでエエようにように、参考にしてくれぇ。
(1)Raspberry piのバージョンを確認
- uname -a
- vcgencmd version
- sudo rpi-eerom-update
このバージョン以降なら、なんの苦労もいらんはずで。そのまま、↓の3からやればOK!
(2)古くても諦めずにUSB関連の確認
これに関しては、RaspberryPIでUSB3を介してSSDを機能させるための修正ここを参照させていただいた。Thank you very much.
何も設定せず、USBに差し込んだ状態で
- lsusb -t
このコマンドで速度らしき数値が5000M、Driverがuasやusb-storageと言っていたらOKの可能性最大。
残念ながら、認識してくれなんだら、↓の4をやってみてから3へ進んでくれぇ。すまんなぁ。
3.SSD起動への変更方法
(SDカードのままま)
(1)boot ROM他アップデート
- sudo apt update
- sudo apt full-upgrade -y
- sudo reboot
(2)立ち上げ時のboot ROMの選択方法の変更
- sudo raspi-config
(3)boot sequenceを変更
- sudo raspi-config
- sudo reboot
(4)使っているSDカードのイメージをSSDにベタコピー
- USB3.0の穴(青色)にSSDを挿す!わしは間違えて速度が出んかった!
- 昔はdd。今はこれじゃろ。
- SD card copper
匿名様より情報アリ
MicroSDからSSDへのコピーに SD card copper 使わなくても
Raspberry Pi Imager で書き込み先を SSD 指定すればOK。
Pi4 USB3.0 に繋いで電源入れれば SSD から boot しますよ。
以上、ありがとうございました!
16Gバイトのやつで数分で終了!この短い時間で終わった事こそ、成功の目安。
(5)電源切ってSDカード抜いてから再起動
- sudo halt
(raspberry piの緑色のLEDが10回点滅して消えたら電源オフ完了の合図。)
4.動かんかったら、応急処置
UASP使わないでUSB2.0のulk Only Transport (BOT)を使うようにする。
ただし、速度が10%から30%ダウン!と参考サイトに情報あるが、近いうちに、raspberry piのアップデートで改善される可能性大。
(1)SDで起動して、SSDが繋がっているUSBのVIDとPIDを調べる。
- lsusb
(注)6Gb/sみたいに、安心させることを書いとるけど、制御チップ、driver、HUB、ケーブル、電源のパワー、全てのあわせ技が決まらないとダメじゃ。
(2)SSD上にあるcmdline.txtに書いでお知らせ。
sudo mount /dev/sda1 /mnt/ssd ・・・みたいにマウントして
- sudo nano /mnt/ssd/boot/cmdline.txt
1文字目に調べたIDで追加。
usb-storage.quirks=152d:0578:u ・・・つづく
(半角スペースが区切り文字)
あとは、↑(4)使っているSDカードのイメージをSSDにベタコピーでOK。
この2つは、後で分かったんじゃが、2021/10月頃にピモロニで買ったraspberry pi 4 なら、そのまま動いたで。
(3)電源不足ならバスパワーのUSBハブ投入
5.速くなったか調べる
githubにあるunixbenchのfile copyでは、なぜだか何を計測しても同じ値じゃった。このせいで何回もやり直した。これを使って調べた方がええで。
fio
(1)インストール
- sudo apt install fio -y
(2)使い方
ここの設定ファイルを使わせていただきました。素晴らしい!ありがとうございました。
(1)SDカード
(2)USBアダプタ
(3)HDDケース
↓こやつが最速でした。採用!
このテストはRaspberry piのアップデート次第で変わるので、参考まで、と言うことにしてくれ。
わしも、2021/10月に買ったraspberry pi 4は、このブログに書いたUSBアダプタは、全て一発で動いたし、速度も駄目なやつ2が一番速かった。まあ、誤差の範囲じゃけどな。
なーんか無駄なことした気分じゃ。
6.ここまでやってダメだったけど諦められない
sudo rpi-eeprom-update -a
sudo rpi-update
これらはraspiのデバッグに参加する覚悟があるなら、やって見る価値あり。
以上。
MicroSDからSSDへのコピーに SD card copper 使わなくても
Raspberry Pi Imager で書き込み先を SSD 指定すればOK。
Pi4 USB3.0 に繋いで電源入れれば SSD から boot しますよ。
なるほどです。目から鱗というやつです。SDカードで設定してからのSSD書き込みという流れから、頭が切り替えられていませんでした。アドバイスありがとうございました。